No 13 2010年4-7月 台湾への旅

2009年に石垣島往復の航海を行った際に、2010年に石垣島と台湾の間で台琉国際親善ヨットレースが行われ、それにシングルハンドで参加が出来ることを知った。石垣島までは遥か遠く参加するかどうか迷ったがこのレースに参加することで私としてはヨットでの初の海外遠征が実現出来るという魅力にとりつかれ参加を決心した。レースは5月のゴールデンウイークに行われるのでそれに間に合うように4月8日にホームポートの泉大津を出発した、しかし種子島の手前で舵が故障しその修理に種子島で10日間を費やすことになってしまった、また天候が悪いことも重なり石垣島に到着したのは5月7日でレースに参加することは出来なかった。

台湾往復の航海を出来ないものかとレースの主催者である八重山ヨットクラブのKさんにお願いしたところ快く引受けていただき、台湾側とEメールで連絡を取り、台湾のキールンのピサ港に受け入れてもらうことが決まり、石垣-台湾の航海が実現した。

 

今回の航海はブログhttp://yamamoto65.ti-da.net/で公開しているので参照していただきたい。

石垣島―台湾の航海

2009年に石垣島往復の航海を行った際に、2010年に石垣島と台湾の間で台琉国際親善ヨットレースが行われ、それにシングルハンドで参加が出来ることを知った。石垣島までは遥か遠く参加するかどうか迷ったがこのレースに参加することで私としてはヨットでの初の海外遠征が実現出来るという魅力にとりつかれ参加を決心した。レースは5月のゴールデンウイークに行われるのでそれに間に合うように4月8日にホームポートの泉大津を出発した、しかし種子島の手前で舵が故障しその修理に種子島で10日間を費やすことになってしまった、また天候が悪いことも重なり石垣島に到着したのは5月7日でレースに参加することは出来なかった。

台湾往復の航海を出来ないものかとレースの主催者である八重山ヨットクラブのKさんにお願いしたところ快く引受けていただき、台湾側とEメールで連絡を取り、台湾のキールンのピサ港に受け入れてもらうことが決まり、石垣-台湾の航海が実現した。

 

 

与那国島の北付近で日没(19:40)となり夜間航行となった、この付近は貨物船との遭遇が予想されたので寝ないでワッチした。

18日の04:00ごろ台湾の警備艇と思われる船に遭遇するというハプニングがあった。その船の航海灯は事前に視認していた、こちらに近づいてくるので注意していたところ、突然サーチライトを浴びせられた。サーチライトを受けているため眩しくて相手の船を確認することはできなかったが一瞬PP11000というような番号を見たような気がする、多分警備艇なのだろう。相手船から肉声で離しかけてきた、なかなか聞き取れなかったが、出発港と仕向け港、乗員数を聞かれたようなので返答した。30分ぐらい併走し、最後に拡声器でグッドバイと言って離れて行った。拡声器があるならばそれを使用して質問してくれれば聞き取るのに苦労しないのにと不思議に思ったことを記憶している。なお、私の方はハンドマイクで応答した、このハンドマイクは海上でのコミニュケーションに欠かせないものとして装備しているのだが役立った。

5月18日14:00(現地時間13:00)ピサ港に入港した、入港に際しては3時間前に基隆帆船委員会のCさんに電話で連絡するように指示されていた、携帯電話の電波が届くのか心配していたが海岸から2マイル程度のところを航行していたので問題なく通話することができた。

 

ピサに入港するとコーストガードの岸壁に着岸するよう指示され、そこで検査を受けた後に、一番奥まった所に係留されていた市の海上清掃艇の横に着けさせてもらった。

 

入国と出国の手続きは、すべて青年Oさんが代行してくれ、私自身は管理事務所に出頭する必要は無く、大変助かった、これはCさんのご好意だと感謝している。

 

ピサ港はキールン港の東側にある大きな漁港である、港内は漁船の係留場所とプレジャーボートの係留場所が区分されており、コーストガードの事務所も備わっていた。



青年Oさん

基隆帆船委員会のCさん


歓迎会に招待される

台湾一周をしてきた、「若水」が入港、「若水」に乗船されていた宮古島の前市長Iさんと基隆市の市長さんが旧知の仲であることから歓迎会が催されそれに私も招待され、思いがけなく楽しい時間を過ごさせていただいた。


若水

左から、宮古島前市長I、基隆市長T、若水船長Sの各氏と私



基隆港

ピサ港から基隆港まで自転車で約20分で行ける、港の周辺を自転車で見て回った。

台湾国内旅行

台北で2泊、台南で1泊の3泊4日の台湾旅行を行った、台南を選んだのは台湾で最も歴史のある所で史跡が保存されているのが理由である。台北から台南までは新幹線を利用した、驚いたことに、65歳以上は料金が半額になり、外国人にも適用されていたので私も利用させてもらった。

台北、士林の夜市、熱気に圧倒された

台北、故宮博物院、念願の翠玉白菜と肉形石を見ることが出来て満足


台北、孔子廟、台湾で最も整備されている廟だそうだ

孔子の勉強会


台北、北投温泉、滞在中2回入浴した、台湾の人も温泉好きのようだ

新幹線の切符、敬老と表示されている、

料金は約1900円


台南、赤かん楼(せつかんろう)、

台南市のシンボルとなっている、1658年オランダが建造した


台南、孔子廟、台湾で最も古い廟(1665年に創設)



安平古堡(ゼーランジャ城)、進出してきたオランダが建設1634に完成、レンガはインドネシアから運んできた、現在はその城壁であったレンガ壁が残っている

帰国

予定通り5月26日の11:00(JST)に出航した。途中は向かい風となったが波は小さく助かった、ハプニングもなく無事に石垣港に27日15:10に帰着した。